手が滑った……
■今日の朝、手が滑ってお茶っ葉を床の上にばらまいてしまいました。
朝からついてない。
いつもだったら、それで終わるのですが、今日は、以前に受講した研修のことが思い出されました。
失敗は重要な経験である。なぜ失敗したのかを、突き詰めれば成功する。
■今回はテーブルの上ではなく、手で持って蓋を開けました。
テーブルの上で蓋を開ければ、ひっくり返しても被害は少ないではないか?
そもそも、茶筒いっぱいにお茶を入れておく必要はないのではないか?
必要な分だけ、入れておけば、お茶っ葉は湿気ないし、こぼれた時の被害が少ない。
ーーそもそも、テーブルの上において茶筒を開ければ、手が滑ってもこぼすことはないのではないか?
■結論として、一週間に必要な分を茶筒に入れて、テーブルの上で開ければ問題ないことに気が付きました。
こんなことは、失敗してみないと、気が付きません。改善する気も起きません。
■失敗しないことが重要だと聞かされて育ちました。
何もしなければ、失敗しない。今までどおりで大丈夫。
そんな教育を受けてきましたし、子どもたちにも、失敗しないようにさせたような気もします。
ただ、失敗に対する教育が違えば、これだけ学ぶことがあるのです。
■もしかしたら、自分は失敗したことに気がついていないだけ? だったのかもしれません。それは、とても怖いことであり、もったいないことだったのかもしれません。
今年一番の冷え込み
今年一番の冷え込みになりました。
太陽光パネルにも、びっしりと霜がついております。とても寒い状態です。天気が良いので発電してくれているですが、やはり霜がついていると、あまり効率が良くないようです。
太陽光パネルが霜を受け持ってくれている分だけ、畑の上に降りる霜は少なくなります。また、冬の時期はカラカラに乾燥するのですが、パネルが上で蓋をして水蒸気を逃さないため、カラカラ乾燥状態にはなりません。
冬場で、乾燥に弱い作物を作るには良い環境になっていると考えます。
2番穂活用法
■稲を収穫した後、そのままにしておくと稲株から、葉が出て稲穂ができます。
一度収穫した後に出てくるので、農家は2番穂と呼んでいます。収穫したあとに出てくるおまけのようなものなので、お米は気休め程度しかついていません。
それでもコメ不足の頃は、これを収穫して食べたと聞いております。普通のコメに比べれば、味は落ちると思います。
■せっかくの大地と太陽の恵みなのに、もったいない!!
そこで、いろいろ実験してみることにしました。
まずはどの程度の収量があるかです。
9月のはじめに稲を収穫して、そのままにしておいた田んぼです。
5m四方を刈り取り、収穫量を測定します。
土のう袋4袋になりました。
重さを図ってみると、約1.5kg/袋になります。合計で約6kgになりました。
25m2で約6kgの稲わらが収穫できます。
この田圃は2500m2の大きさがあるので、600kgの2番穂が収穫できることになります。
■600kgの稲わらです。完全乾燥の稲わらです。しかも完全無農薬無化学肥料です。
植え付けの手間はかかりません。防除も施肥も必要ありません。必要なのは収穫だけです。
アイデアがいろいろ浮かびます。
■
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/noukei/einou_syusi/pdf/kobetu_syusi_14.pdf
■農林水産省のHPで、経営体ごとの農業収入の記載された記事がありました。(経営体とは一農家と思ってください)
平成26年度の平均では、農業の売り上げは501万円、経費は382万円、所得は119万円とあります。
農業で、500万円の売り上げは、それなりの規模です。これだけの売り上げするには、かなりの設備投資をしなければなりません。だから、経費が382万円もかかるのではないかと思います。経費かけすぎですね。
利益は119万円になります。手取り120万円にしかなりません。月10万円です。
ここから税金やら健康保険料とかが引かれます。
ため息が出ます。
生活保護だと、月10万円が丸々もらえます。税金かかりません。医療費もかかりません。
また、ため息が出ます。
■ただ、この数字を見れば課題と対応策が出てきます。
どう考えても経営できませんから、どんどん農家が減っていきます。
国内のライバルが減っていく環境です。そして国内農業が衰退するに従って、海外からの農産物がどんどん輸入されていきます。
TPPの農産物関税撤廃はこれを見据えたものだと思います。国内農産物が足りなくなるのを見越して、輸入するためです。
■国の政策は規模拡大をして、海外の農産物に対抗するとしていますが、規模拡大をすると当然経費がかかります。売上は上がるでしょうが、経費もかかり、結局手取りが少なくなります。
■一農家の対策としては、海外と争うことはしないで、大手が手を出さないような作物を経費をかけずに作っていくことだと考えます。
野菜や果物には、手のかかる物があります。機械化できていない物もあります。
そのようなものを、小さな規模で経費をかけずにやっていけば、十分対応できると考えています。
快晴
■良い天気になりました。年末は曇りがちの日が多かったのですが、年始は良い天気に恵まれています。こうなると本当に気持ちがいいです。
太陽光発電は、お日様が出ていないと始まりません。
そして電気を使ってくれないと始まりません。
■年末年始は、田舎に帰省することが多いでしょう。
光太陽農園がある千葉の外房地域は、ここから東京まで通っている人もおりますし、こちらが田舎である人もいます。ベットタウンになりきれない田舎でしょうか?
だから、こんな畑がたくさんありますし、空気も綺麗です。
■年末年始に、みんなが帰省して帰ってくれると、電気の使用量が増えます。そうすると電圧が下がってくれます。そうなると無理に電気を送らなくて済むので、発電量が増えます。
ただ、家庭で一番電気を使うのは夜なので、その時に発電できないのがとても残念です。これは太陽光発電の宿命ですね。
腐葉土
■光太陽農園6号機の土をほってみました。
腐葉土の厚さは15センチ以上になりそうです。写真に写っているスコップのシャベルの部分は15センチあります。下が見えません。
かなりの量の腐葉土が堆積していることがわかります。
これを利用しないのはなんともったいないのでしょうか。野菜を作れば、美味しい栄養たっぷりの野菜ができそうです。
■光太陽農園6号機の隣には、同じような太陽光発電があります。
こちらは有刺鉄線と防草シートとセコムです。
ここまでやる必要があるのでしょうか?
この場所も以前は樹木が生い茂っておりました。多分たっぷりの腐葉土があったと思います。だけど今は、砂ばかりの砂漠のようになっています。
これが本当に再生可能エネルギーの本来の姿なのでしょうか?
■やはり、大地と共生していくのが再生可能エネルギーではないでしょうか